パソコンだと・・・?自分の体より、パソコンを心配してんのか、この馬鹿は!!
何なんだコイツは!!??あぁもー、マジで調子が狂う!!!

「死んでくなーって感じてる時に、『それなりに楽しかった人生だったわー。』と思うことが出来たのですよ!
 でもね、まさ君や。人は誰しも、心残りってゆーかー、後悔ってゆーかー、未練ってゆーかー・・・。
 ちょっとでも、思ってしまったらダメねん♥ 『あれをどうにかせなー!』と一念発起だよ!」
「その『あれ』っつーのがパソコンなんだな。でも、俺にどうしろと?職業上、現場をいじることはできないんだぞ、俺は。」
「『職業上』だからじゃん!正義が刑事だから俺はここに居るんだし。
 おれっちは死の際で考えた。おれっちの未練はパソコンだ。んでもって、この殺人はソフトを巡ってのものだ。
 もしかして、証拠の品として、パソコンを押収される・・・?したらば、刑事である正義に頼むべし!!とな!!!」

エッヘン、と得意げに胸を張っている馬鹿一名。そこまで想定できるんなら、なぜ、ソフトのことをお友達に話した。
お金に困っているお友達に、「一財産稼げるソフトを作ったよー」って言ったら、何かしら問題が起こりそうだとなぜ考えなかった!呆れる。本っ当に呆れる。

「なーなー、正義ー。パソコンの中、見ないようにすることってできない?
 正義君は、名前のとーり正義のヒーローでしょ。しかも、そーさ1課じゃないですか!
 ソフトを見るのは良しとしよう!だがしかぁし!!他は見るな!余計な所は見ないように見張っとけ!!!
 それ確認するまで、成仏できないかんね!正義にずっと憑いてるんだかんね!覚悟しろよ、こんにゃろめー!」
「迷惑な・・・。パソコンは、盗まれたソフトがどんなんか調べるだろーな。でも、他は見んだろうよ。
 プライバシーが厳しい世の中だからな。・・・・・・・・・・あぁ、でも・・・・うちの課にオマエフリークがいるんだよな・・・。
 パソコンを押収したって聞いたら、目の色変えてパソコンに飛びかかっていきそうだ・・・・・・・。」
アイツは本当に凄い。普段は出来る刑事なんだけどなぁ。・・・ヤツと友達だと話した時のアイツは凄まじかった。
アイツから、ヤツのプログラマーとしての凄さ、ソフトの凄さを教えてもらったんだっけか。
あぁ、会わせてやりゃよかったなぁ。ヤツが殺されたって聞いたらかなりのショックを受けて、悲しんで、んでもって犯人逮捕に執念を燃やしそうだ・・・。

「いっやーーーーーーーー!!!!!見張っててよ!そのおれっちマニアを見張ってるんだよ正義!!!」
「あー、ハイハイ。分かったよ。それにしても、オマエの未練って何なんだ?世界を揺るがすソフトの骨組みとかか?」


「んも―――、 まさ君ったら、無粋なんだからん♥ 同じオトコノコでしょ、察しなさいよ♥ きゃっ♥」


パソコンって、『人に見られたら恥ずかしい』ってなものを1つや2つ保存してるものですよね。ってなことが王椿さんとチャットしてて出た話題。
彼のようにイヤンな物だったり、昔のレポートだったり。昔の絵だったり。人それぞれだと思いますが。
私も死ぬ前に、パソコンは処分した派です!!